新参JOVIガールのブログ 〜和訳への挑戦〜

BON JOVI の和訳と雑談です。

Dry County/BON JOVI

Across the border
they turn water into wine
Some say it's the devil's blood
They're squeezing from the vine

境界線の向こうでは
水をワインへと変えている
それをブドウから搾り取った
悪魔の血と呼ぶ者もいれば



Some say it's a savior
In these hard and desperate times
You see it helps me to forget
that we're just born to die

この辛く絶望的な時代の
救世主と呼ぶ者もいる
俺にとっちゃ それは
忘れさせてくれるもの
人はただ
死ぬために生まれてくるんだってことを



I came here like so many did
to find a better life
To find my piece of easy street
To finally be alive

多くのヤツらがそうしたように
俺も いい暮らしを求めここへ来た
豊かさのかけらを求め
遂には生きるため



And I know
nothing good comes easy
All good things take some time
I made my bed I'll lie in it
To die in it's the crime

分かってるさ
何でもそう簡単には叶いやしない
いい事ってのは そんなすぐには起こらない
自分で作ったさ 自分のベッドは
そこで死んだなら 愚かだよな



You can't help but prosper
Where the streets are paved with gold
They say the oil wells ran deeper here
than anybody's known

うまくいかないわけないさ
黄金が敷かれたこの街で
地下に原油が湧いてたって話だ
誰もが思うよりもっと深くに



Now I packed up on my wife and kid
And left them both back at home
See there's nothing in this pay dirt
The ghosts are all I know

俺は荷物をまとめ
女房と子供を残し家を出たが
見ての通り 儲け話なんてウソみたいに
あるのは亡霊のような かすかな痕跡だけ



Now the oil's gone
And the money's gone
All the jobs are gone
Still we're hangin' on

油も尽きた
金も尽きた
仕事も尽きた
それでもまだ しがみついてる



Down in dry county
They're swimming in the sand
Praying for some holy water
To wash the sins from off our hands

この渇いた土地に
砂の中を泳ぎ 祈るんだ
聖なる水が この両手から
罪を洗い流してくれるように



Here in dry county
The promise has run dry
Where nobody cries
And no one's getting out of here alive
Not this time

この渇いた土地で
約束など枯れ果て
誰も泣かない
ここを離れない 生きてる限りは
まだその時じゃない



"In the blessed name of Jesus"
I heard a preacher say
That we are all God's children
And He'd be back, back someday

"聖なるイエスの御名のもとに"
牧師が言うのが聞こえた
俺たちは皆 神の子だと
主はいつの日か 再臨すると



I hoped that he knew something
as he drank that cup of wine
I didn't have too good a feeling
as I head out to the night

俺は思った
彼が一杯のワインを飲んで
何かに気づいてくれたらなって
そして あんまりいい気分じゃないまま
夜に向かって歩き出した



I cursed the sky to open
I begged the clouds for rain
I prayed all night for water
For this burning in my veins

空を呪った 真っ二つに割れてしまえと
雲に乞うた 雨を降らせてくれと
一晩中祈った 水が欲しくて
熱いものが この血管を流れてたから



It was like my soul's on fire
And I had to watch the flames
All my dreams went up in ashes
And my future blew away

まるで魂が燃えてるようだった
俺はその炎から
目を背けるわけにはいかなかった
夢はすべて灰と消え
未来は吹き飛ばされたのさ



Now the oil's gone
And the money's gone
All the jobs are gone
Still we're hangin' on

油も尽きた
金も尽きた
仕事も尽きた
それでもまだ しがみついてる



Down in dry county
They're swimming in the sand
Praying for some holy water
To wash these sins from off our hands

この渇いた土地に
砂の中を泳ぎ 祈るんだ
聖なる水が この両手から
罪を洗い流してくれるように



Here in dry county
The promise has run dry
Where nobody cries
And no one's getting out of here alive

この渇いた土地で
約束など枯れ果て
誰も泣かない
ここを離れない 生きてる限りは



Men spend their whole lives waiting
Prayin' for some big reward
But it seems sometimes the payoff
Leaves you feeling like a dirty whore

男たちは 人生をかけ待ち続けてる
でかい儲けを願いながら
でもそれは時に
穢れた娼婦の見返りのよう



If I could choose the way I'd die
Make it by the gun or knife
'Cause the other way
there's too much pain
Night after night after night after night

もしも死に方を選べるなら
銃かナイフがいい
でなけりゃ
とても苦痛だから
来る夜も 来る夜も



Down in dry county
Where they're swimming in the sand
Praying for some holy water
To wash the sins from off our hands

この渇いた土地で
砂の中を泳ぎ 祈るんだ
聖なる水が この両手から
罪を洗い流してくれるように



In dry county
The promise has run dry
Where nobody cries
No one's getting out of here

この渇いた土地で
約束など枯れ果て
誰も泣かない
ここを離れない



Dry county
And no one's getting out of here
Dry county

渇いた土地で
誰もここを離れない
渇いた土地で






Dry county〜♬カッコいいですよね(≧∀≦)



dry county 「禁酒郡」とは、酒類の販売に関して規制のある地域のことだそうですね。


その起源はというと1920年〜1933年のいわゆる禁酒時代。
「酔いをもたらす飲料」という定義で0.5%以上のアルコールを含むものを、製造、輸送、販売することが禁止されていたそうです。

ここから長くなります💦なんならスルーして下さいね(・_・;

「アルコールは神からの贈り物である一方で、その乱用は悪魔の仕業によるもの」という考えが以前から社会的にもあり、敬虔なキリスト教徒(特にプロテスタント系)による禁酒への働きかけがあったようです。
それに第一次世界大戦でアメリカがドイツに戦線布告したことで「ビール=ドイツ=悪」のイメージが浸透してしまったと(゚o゚;;
なぜなら、アメリカにおける大手ビール製造会社の殆どはドイツ系だったからだそうで。。そのことが禁酒派を勢いづかせることになったと。


ダメだと言われたらなおさら欲しくなるのが人間のサガというもので、、

ニューヨークでは1万5千だった酒場の数が禁酒法以降は「もぐりの酒場」が3万2千と倍以上に増え、消費されるアルコール量も10%増加したと。
また、飲酒するために隣国に行く人も大勢おり、密輸も増え、シカゴなんかは禁酒法をごまかす者たちの避難所として有名だったと。

まさに、映画「アンタッチャブル」アル カポネの世界ですね∑(゚Д゚)
禁止したことで、かえって治安が悪化している。。

禁酒法に対する反感が次第に高まり、撤廃を求める意見が出はじめた1932年の大統領選。禁酒法の改正を訴え勝利したのはルーズベルト
1933年憲法修正第21条により廃止され、禁酒法時代が終わりを迎えたと。

ただこの修正第21条の第2節はこうなっている。

「合衆国の州、領土または属領の法律に違反して、それらの地域において引き渡しまたは使用するために、酒精飲料をその地域に輸送または移入することは、ここに禁止する。」

つまり、アルコールの輸送を制限または禁止する権利は州に委ねるということらしいです。。

禁酒法時代、一部の地方政府では独自の酒類販売禁酒法が制定されており、禁酒法廃止後もそれが撤廃されてない地域が禁酒「dry」な地域(county や towns または cities)として残る事となったようですね。特にプロテスタント系のキリスト教信者が多い南部に集中しているようです。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国における禁酒法

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/禁酒郡




dry county だけで盛りだくさんになってしまいました(゚o゚;; こういった場所があるとは知らなかった。
ここまできてやっと、この曲のワインのくだりが納得できました。



でもここでの"dry county" が示すのは「禁酒郡」だけではないようですね。。

かつては石油で潤っていたけど、今はすっかり衰退してしまった町。降雨量の少ない乾燥地。
オイルも水も干上がってしまった土地という意味合いもあるのでしょう。

調べてみると「テキサスの石油ブーム」にたどり着きました。

20世紀初期にテキサス州で石油が発見されてからの劇的な変化と経済成長が起こった時代を表す言葉だそうです。
世界の石油時代の始まりを、テキサスでの石油ブームの始まりと考える歴史家もいるということで、アメリカのみならず世界にも影響を及ぼしたことは間違いないようです。

州のあらゆる場所で採れた石油ですが、多くの小さな町では比較的限られた埋蔵量に依存していた為、ピークを過ぎ油井が枯れてしまった後は地元経済は崩壊してしまったと。


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/テキサス州の石油ブーム


映画「ジャイアンツ」ではテキサス石油ブームの只中、油井を掘り当て大金持ちになるカウボーイを、ジェームズ デーンが演じているそうですね。今度見てみよ(^^)









Across the border
they turn water into wine

境界線の向こうでは
水をワインへと変えている


dry county のことはよく分かったんだけど、通常ワイン作る時に水は使いませんよね∑(゚Д゚)じゃあなんで?
ブドウを育てる段階からのことを考えると、水からワインになると言えないことはない…?








I made my bed I'll lie in it
To die in it's the crime

自分で作ったさ 自分のベッドは
そこで死んだなら 愚かだよな


make one's bed and lie in it.

ことわざで、直訳では「ベッドを作り、そこに横たわる」で、「自ら厄介事を招き、自分で責任をとる」「自業自得である」という意味になるそうです。







Down in dry county
They're swimming in the sand
Praying for some holy water
To wash the sins from off our hands

この渇いた土地に
砂の中を泳ぎ 祈るんだ
聖なる水が この両手から
罪を洗い流してくれるように


"sin" は法に触れる「罪」ではなく、宗教上または道徳上の「罪」のことですが、彼らの感じている罪の意識とは、一体何によるものなのでしょうか。。



より良い暮らしを手に入れるために挑戦することが悪いこととは思えない。
ただ、その希望がほとんど無いことに気づいていながらも、捨てきれない情熱だけでこの地に執着しているとすれば、それはもう家族の為ではなく自分のエゴでしかないのかもしれない。
そんな葛藤を抱きながら、まだ夢を見ていることへの罪悪感なのでしょうか。
犠牲にしているものがあればこそなんでしょうね。











読んで下さりありがとうございます✨